「君の名は。」と「言の葉の庭」における、雪野先生の話。
※君の名は。の感想記事ではありませんが、ネタバレ含みます。また、一個人の考察です。
今話題の「君の名は。」を観ました。
個人的な感想としては、面白かったけど絶賛するほどではないのでは……?と。
序盤から伏線が散りばめられていましたが、何となく先が読めてしまいました。
話は変わりますが、三葉の古典の先生が「言の葉の庭」の雪野先生と思われる女性でしたね。
この先生が雪野先生だったらいいなぁ…なんて呑気に考えていた私は、先生の顔が映って硬直&喋った瞬間号泣。
開始から10分後の出来事でした。一番泣いたのは、間違いなくここです(笑)
エンドロールには「ユキちゃん先生」と書かれていましたが、cvは花澤香菜さん。そして古典の先生。
あの雪野先生で間違いないでしょう。
その後も何度か登場しましたね。喋ったのは最初の1回きりでしたが…。
でも、雪野先生が自らの足で歩き、笑顔を見せていました。
本っっっ当に嬉しいですよ。
あの数秒のせいで、序盤ずっと涙が止まりませんでした(笑)
しかし、ここで疑問点が1つ。
何故彼女は飛騨で教師をしているのか。
「言の葉の庭」映画版のラストで、雪野先生は故郷である愛媛県今治市へ帰郷します。
これが2013年9月下旬。
三葉が彼女の授業を受けていたのは、2013年の9月から10月辺り。
被ってますね。
また、小説版では帰郷した後から2018年5月までのことも書かれています。
ややこしいので、両作品の雪野先生を簡単にですが纏めてみました。
言の葉の庭 | 君の名は。 | |
---|---|---|
2013年9月 | 今治へ帰郷 | 糸守で古典教師 |
2013年10月 | 今治の私立高校で教師復帰 | 彗星落下 |
2016年上半期頃 | 愛媛の小さな島で公立高校教師に | 不明 |
2018年5月 | 用事で東京へ上京 | 不明 |
彗星が観測されたのは2013年10月14日。
雪野先生はこの頃、愛媛で教師復帰に向けて頑張っているはずです。
そして、彗星の落下で亡くなってしまった場合、2018年に上京するのは不可能です。
つまり、「君の名は。」と「言の葉の庭」はパラレルワールドなのでは……?
うーーーーーん……。分からない。
何はともあれ、「言の葉の庭」上映時は24歳だった香菜ちゃんが27歳になった今、再び彼女を演じたのはなんだか感慨深いですね。
もう何度も観ていますが、久しぶりに映画版を観ようと思います。
小説版も読み直したいな。
劇場アニメーション『言の葉の庭』 Blu-ray 【サウンドトラックCD付】
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: Blu-ray
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (60件) を見る
- 作者: 新海誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2016/02/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
【追記】
新海監督がこの2作についてツイートされていました。
こちらのツイート、キャラ設定として両作が繋がっているという意味ではありません。キャラメイキングや作劇の手つきとして、個人的に連続感があるということです。 https://t.co/rH7P7P1sOz
— 新海誠 (@shinkaimakoto) 2016年9月2日
つまり、同じ名前、見た目、声でも同じ人物ではなく全く別人と考えるべきなのでしょうね。
パラレルワールドというよりは、別の世界線と考えた方がいいかも?
雪野先生が笑顔で教師を続けられるなら、どちらでも構いませんけどね。